前回のコラム(記事リンク)では昨今話題となったAI、ロボットを中心に、近未来の可能性や問題について紹介した。

しかしながら、「ドラえもん」や「アトム」といった日本人が想像する『ロボット』への道のりは、まだ遠い。自然言語の理解、ロボットの物理的な動作、イレギュラー時の柔軟性など、課題点は多い。
特に自然言語の理解は、人とロボットがコミュニケーションを行う上で不可欠な要素だ。この点については、「IBM Watson」の期待が大きい。
そんな中、今年に入って「Pepper」と「IBM Watson」の組み合わせが両社
から発表された。

「今日、コグニティブ・コンピューティングの力はどのようなフォームファクターにも組み込むことができます。PepperについてSBRH(※1)と提携することで、より多くの人がIBM Watsonを体験し利用することが可能になります。コグニティブの機能(※2)を搭載したロボットとの実際のやり取りを経験したとき、人々が密接に携わりながら、新しくエキサイティングな価値をこの技術から見出すことを目の当たりにするでしょう」(IBM Mike Rhodin)
※1 SBRH…ソフトバンクロボティクスホールディングスの略称。
※2 コグニティブ…コンピューターが自ら学習し、考え、統合分析を行う。

IBMとソフトバンクロボティクスホールディングスのコラボレーションは、今から素晴らしい結果を期待せざるを得ない。
「Pepper」と「IBM Watson」の組み合わせは、このようなCMも生み出しており、とてもユニークである。

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ではこれらが実現するまで、我々が描いていた近未来の生活はまだまだ先の話なのだろうか。いや、実はロボット以外の技術もまた進んでおり、昔夢見た世界には着実に近づいている。

特に、拡張現実(Augmented Reality、以下AR)と仮想現実(VirtualReality、以下VR)の進歩は目覚しい。
ARは、「現実の世界に『新たな要素』を足しこむ技術」である。例えば、世間で話題になっている「ポケモンGO」でもAR技術が使われている。(モンスター出現時の背景など。)
VRは、「現実ではない世界(仮想世界)に没入する技術」である。例えば、このリンク先のようにあたかもライブ会場にいるような体験ができる。

次の動画をご覧いただきたい。
SF映画に詳しい方であれば、スターウォーズのホログラム通信を思い出す方もいらっしゃるのではないだろうか。これはまだ開発段階の代物ではあるが、遠隔地に住む人間と同じスペースを共有することができる。

ただし、ARに関する装置は省スペース、小型化が進んだとはいえ、
・現在地の情報(GPS装置 等)
・現在地の地形(計測器 等)
・描画装置(ヘッドマウントディスプレイ(HMD) 等)
など、規模が大きくなるほど装置や準備が大掛かりになりやすい。

8fc6566e03794cd924b4a21731372fdf_s一方、VRは装置が非常にコンパクトに済ませることができる。
手近なものであればスマートフォンを組み合わせた、「ハコスコ」が代表格として挙げられる。

次のリンクは「ハコスコ」で公開されている360度動画である。
パソコンで閲覧される場合は、動画内をドラッグすると視点が変わることを体感でき、実際に「ハコスコ」やVR機器を使われている方であれば、視線の移動や向きの移動で視点が変わることを体感できるのが特徴だ。

次のリンクもVRに関する記事だが、車椅子操縦の訓練動画だ。

このようにVRは仮想であるためコンテンツさえあれば、場所を問わず体感できることが強みであり、非現実体験から仮想体験など、幅広く実現することができる。

VR

VRで利用するコンテンツは、360度カメラや3Dイメージ作成ソリューションなどを用いることで比較的容易に作成することができる。

例えば、360度カメラであれば観光地の紹介や乗り物などの疑似体験、3Dイメージ作成ソリューションであればオフィスレイアウトの疑似体験など挙げられる。

もし興味のある方がいらっしゃれば、是非弊社に一報いただきたい。

(内田 達也)